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2005年8月25日(木)

  「三頭身のこの人どなた?」
台北国際切手展 8月19日~24日の会場に出現した異形のコミッショナー。
たった今、帰って来たばかりです。書いたの誰~れ?

2005年8月24日(水)

「W・D・」
オークションのビッドも順調に来ています。値段もそこそこですし、ほぼ面子も何時ものペースで出揃いつつ有ります。フロアのメールビッドの受け付けはフルにあと2日、現状では約7割位の感じです。ビッドシートと一緒に、時々有益な情報を戴きます。それも極めつけの説得力を持って。無条件に受け入れることはしませんが、十分精査しての参考にはさせて貰ってます。
Lot 519 風景2銭 櫛 第二野戦局 7・4・29 上海事変の時の局で呉松(サンズイ)。
有料便も有っては不思議でないけれど、普通ならちょっと難しいかもしてません。この指摘だけなら、不十分。でも、製造面での疑問がプラスされれば説得力が増すのです。台は「ゲーベル」、出現は7年6月頃の東京のはず・・・。指摘してくれた方のコピーと、弊社のロットと同じ印象のものなのです。掠れと歪みプレスの薄さで、「コピー」のような顔つきです。
Lot 3258 大白5厘貼りの第3種中身付き 櫛 東京中央 3・3・23ある人が、18年前にどなたかに差し上げたものの現物で、そのものズバリのコピーをお持ちだったのです。だから、使用前と使用後で一目瞭然。「一文字半」に化粧がなされてます。だからコレも「W・D・」ご指摘を感謝いたします。

2005年8月23日(火)

 「WANTED]
画像が使えるので、ちょっとお遊びをしてみましょう。菊のコレクションの出品物に入っていたものです。メモ書きで、{郡山 42・7・12 残り1枚探していたが15年間出てこない、下部に接続の横ペアは存在する}。
第1種3銭料金の時の5厘6枚貼りの後期使用。6/6の内の5/6が出てるので、後の1枚も遠くないところに有るでしょう。{櫛郡山42・7・・・}の単片をお持ちの方は是非ご連絡いただきたい
のです。菊や大白軍事の欧文CTOもペアになるものも有るようです。
でも、こちらは単独でも生きられます。
5厘の「鍵型」は今のままでは可哀相。名乗り出てくれた方に最大限のアドバンテージを差し上げましょう。

2005年8月20日(土)

 「立ち枯れた松」
今回のセールの表紙の「霧の中の鹿」、又聞き情報ですが、だいぶ前に九州の南の方の郵便局で見つかって、関係者5人で縦2列に分割されたとか。時効?なのでその一部が最近出て来たとのことなのです。図版で判るとおり、最上部が半分色抜け、90枚は完全に1色抜けです。理屈では100枚丸残りで今後もドンドン出てきそう?でも、価値を的確に知ってる人達ではないし、既に年月を経て、20枚お持ちの5人も散ってしまって連絡がつかない状態なので、業者が押さえての「分割販売」みたいにはなりません。良くて2人分、分母は40が精々でしょう。
2色刷りの1色抜けは、地図10銭、尾長5円、桜10円は見落とされて、窓口から出た雰囲気です。でも、見れば判る、その後のエラーは何れも、局まで来て、売りに出される寸前でストップがかかって、「関係者」が額面で押さえているのでしょう。毬藻55円・新金魚7円・鹿10円がそれに当たります。
発生の原因は、2色刷りの後印刷の色を刷る時、紙がカブッタカ何かで、一部が無印刷で完封の中の1シートとして紛れ込み、上部は正常なので印刷所のチェックの際は上部の一部を見て、OK扱いになったのでしょう。ただ、派手なエラーなので局員は気づくし、窓口からは出ず・・・・、ま、その後はご愛嬌で、その立場に居られた人の僥倖を妬んでも意味の無いことなのです。収集家とすれば、有る物は欲しいし、業者の立場なら、扱って見たいと思います。
部屋を整理していたら、コピーが出てきました。15年ほど前に旧知の人の紹介で、「元郵便局長」さんがお持ちで、そろそろ出して良いのかなとのご相談でした。上から5列は正常、6列目は半抜け、7~10列は全抜け、何れも「緑漏れ」、ネーミングは常緑樹の葉っぱ落ちなので、「立ち枯れた松」。
その時の相場でもかなりの数字でオファーしたし、今数字を出すとしても、同じ値段を言うでしょう。完全な無目打シート位の値段を付けたのですが、まだ時期に非ずで残念ながら成立せず。出て来たとは聞いてないので、まだそのままの状態なのでしょう。「霧の中の鹿」の結果が出れば、そろそろ再チャレンジしましょうか。15年と言えば、全てに於いて「時効」になっている期間なのですから。

2005年8月18日(木)

[支那字入大白 三ツ星消」
膨大な量のディーラーズストック=アキュムレーションの整理は簡単には進みません。
誰かと話をしていて、確かに見たはず、と思っても、紛れ込んでいて出てこないのが多いのです。
売ってはいないので、どこかに有るし、見つかったものから順次商品化しています。
業者の競りの時は誰も良く見てなかったのですが、グラシン袋に発行順に並んだ、消印ごとのロットが有りました。大白4銭は1000枚程が目打ち別に分類されていたり、富士鹿の為替記号が「南」「連」ばっかりの袋とかも有りました。バザールまでに300円~500円の物ならば、多分、山程増やせるでしょう。
チョッと面白かったのが、支那字入大白20銭、目打がL12、C12x12・5、C13x13・5と揃ってました。同じ雰囲気の加刷なので、字体を詳しく見るまでもなく、偽加刷です。でも、かなり出来が良く、未使用や、SHANGHAIの欧文で、C12X12・5ならそのまま通用しそうな出来映えです。消印は全て櫛型非郵便の三ツ星消、局は外れて不明です。
この感じの加刷は、昔から、20銭と1円に有るのです。20年ほど前に、国内のオークションに2額面が続いて出て、その頃一生懸命、田沢を集めていたいた人に意見を聞かれました。実際に字体のみで判断すれば迷います。あの時は鑑定を薦めたのですが「鑑定」結果も私のそれとは異なったものだったと聞きました。関係者は既にこの世界にはいないでしょう。
消印が三ツ星なので、それを基準に考えるのです。字入りの使用地区は、「中国本土」「満州=中国東北」「山東半島」にしか有りません。例外的な持込やパクボーは低額の基本額面に限られます。だから、20銭、1円の三ツ星が使われ得たのかを分析せねばなりません。
大白なので、使用期間は大正2年後半~数年間に限られます。「中国本土」は明治40年5月~大正2年3月まで、「山東半島」は昭和3年の済南事変の軍事印にだけ、「三ツ星」は使われてます。でも「大白」期間とは重ならない。この2地域の場合は使われた可能性はないでしょう。「満州=中国東北」は三ツ星は全期間を通して使われてます。、でも字入り切手自体が、明治39~41年の約2年以外は「配給」されていない雰囲気です。だから字入大白は無理で
しょう。ただし無加刷は、1円の大連吾妻橋などは、最も多く目に付くものかも知れません。もしコレに加刷をしたならば・・・。
だから私の考えでは、「字入大白・三ツ星」は字体を見る前に、まず疑って手を出さないようにしたいのです。それに三ツ星で、局名が判るものは見ていません。問題になるのは、1円と20銭、そしてこの理屈は、「櫛型和文時刻入り」にも共通するデータです。もし、該当のものをお持ちなら、慎重に再検討された方が良いだろうと思います。参考までに、今回見つかったものの画像を載せておきましょう。

2005年8月12日(金)

「闇に消えた丹頂鶴」
 画像が使えるので書けるテーマの幅が広がります。某オークションのモノクロ写真、瞬間に反応出来る人が何人いるでしょうか。私はセール中でなく、終わった後に気づきました。然るべく筋を当たっての結果ですが、少なくとも3人の人が反応しています。
 オークションの記事は2次円位100円銘付10B 連櫛 NH 最低値 8000
最終の確認は取れてませんが、2番札が60000円、落札値はその上です。高いというか、安いのか、実に中途半端な値段です。
 この切手の場合、確認されている目打形式は3種類、「連櫛逆二連1」が普通で、「下抜全型7つ穴」が続き、「連櫛正二連1」はかなり少ないのです。そしてこの3種の場合、銘10状態では、右耳に1抜け、下耳も「抜ける」のです。一見すれば同じように見えるのですが、特徴を押さえれば、分類にはさほどは苦労いたしません。横目打ちの上・下のズレで、「逆・正」、下耳の余白がなくても全体の乱れで「全型」の区別は容易です。、画像のものはどうでしょうか。右耳を無視して全体図で見れば、「全型」のように思えます。連櫛の安定感と、それに2段抜けの特徴も無いのです。だから「下全7」のバラエティー?
 でも、なぜ右耳に抜けが有る?現行の100面シートの縦型切手の場合、正櫛・逆櫛・連柵・横波・ロータリーを含めても、横耳に完全抜けは無いはずです。大仏80円のそれを流用したにしても、8段目の右耳は途中までしか抜けてません。他額面には存在していない「新目打」かも。
 写真で見つけて、わざわざ、5月13日に下見に来た人がいたのです。でも、この日には、右耳抜けの現物がなく、シミの有る、逆二連の現物を見て、「写真のエラー?」と思って、入札もしなかったと言ってました。それに、この目打は有り得ない。あるべき物が無いのは「エラー」、無いはずのものが有るのは「作為」の可能性も有る。現物を見て、コピーでも残してくれていれば良かったのですが。私は直感では、ポジティブに見てますが。
 実際の素性はどうなのでしょうか、スクリーンや糊でも、もう少し絞込みが出来るのですが如何せん今の所在が不明なのです。是非、首尾よく落手された方の発表を待ちたいのです。知らなかった人が遊びで買える値段では有りませんから。「闇に消えた丹頂鶴」では余りにも勿体無いネタなのです。

2005年8月11日(木)

今日国際小包にて分厚いオークション誌が届きました。「天下郵幣社」の天下珍蔵拍売目録、台北のオークションハウスのNo11号です。当然ながら、8月19-24日の「台北2005」でも下見が出来るでしょうが、セールはメールオークションで締め切りは9月20日です。私は香港の業者とはかなり付き合いがありますが、台湾と中国本土のそれに関しては殆ど情報を持ってません。このカタログは旧知の中国人が送るべく手配してくれたもので、日本には、タカハシさんと、カタヤマ先生に同時に贈呈したと書いてました。

流石というか、印刷費の安い、台湾なので、オールカラーの立派なカタログです。内容も玉石混交では有りますが、「台湾がらみ」の現存唯一、コレ何?みたいなものまで出ています。台湾数字(未発行の30銭まで含む)1円までのプルーフ、参考値約700万円、台湾封緘7銭のダブル・トリプル印刷、同未発行10銭、台湾楠公3銭の2面掛け両面印刷、3面掛け、同未発行5銭の4面掛け両面印刷、未発行10円の100面シート3面連刷とか。まともなものは菊外信切手帳(6銭含む)完本が16000円、安いけども強いヤケ、とかも有りました。値段に惚れての転売の為のオークションというよりも、FIAP展を狙い撃ちでのセールなので、台湾数字とその時代のマテリアルとしては、ここにしか無いものも出ています。
漢字だらけのオークション誌で、下見無し、メールのみの条件では、入札するには躊躇しますが、参考文献としては価値あるものだと思います。限定1000部印刷、NT$1600、海外へはUS$60とのことです。

天下郵幣社 台北市100郵政信箱5-232号
e-mail : jack@globalnum.com.tw
http://www.globalnum.com.tw でご覧下さい。
日が昇る勢いの今の台湾のマーケットの事情が判りますので、私もギャラリーとして注目してみたいと思います。