2010年11月17日(水)

『プレス・リリース』

日本郵便ホームページ

「お知らせ
米国等あて航空運送する郵便物の一部の引受停止について」ページ内PDF参照

12月4~5日開催のオークション誌は昨日11月16日に発送しました。従来はゆうメール(旧冊子小包)の大口差出の特割で、遅延承諾3日が付いています。受験や税金、株の配当時の大量郵便と重なった時に遅延する可能性が有るという意味ですが、それ以外にも郵便逓送ルートでもかなりのハンデが課せられていました。はっきりと確認できている点でも、大阪発の場合、東京23区内へは、悪名高き「銀座局」経由が絶対条件です。また北海道へはJRコンテナでの2日に1便での輸送になります。北海道へは普通の流れで、配達には5日はかかります。東京は「銀座局」でのパレットの動きの運次第なので、差出人サイドでは対応策は有りません。北海道へは遅延が確実な手法では送れませんから、割高な料金を承知で定形外の普通便で発送していました。

詳細は省きますが、今回の発送からは郵便事業会社大阪支店支店長と特約を結び、この「特割」の縛りを外せることになったのです。○特のラベルを外せば、郵便事業会社の物流のルールで、大阪発東京23区へは、新大阪支店からダイレクトに新東京支店に入ります。北海道へはJRコンテナでなく、航空機輸送での新千歳です。ゆうメール(信書不可)限定で、値段も何故か旧来より遥かに安く、一般の定形外郵便物扱いで流れるのです。デメリットは後納が条件で、郵便切手が使えないことです。大口のユーザーの料金後納印付の郵便物は、殆どがこの扱いになっているのです。早くて(遅くなく)安いという、不思議な制度に物流のハード面が悲鳴を上げない限りは続くらしいので、大いに利用したいと思います。

別項でUpしました、郵便事業会社のプレス・リリースは11月12日付ですが、本日からアメリカ宛の航空便が1ポンド=16オンス=454グラム以上の物は、かなりの確率で引受停止になりました。印刷物もSALもEMSも同じです。ひとえにテロ対策の手段で、カナダとかヨーロッパ宛にも波及するやも知れません。一般の人が取れる対応策は、重量を制限範囲内に分割して軽くするか、船便で送るか、FedexやDHLを使うしか手段は有りません。影響を受ける人も多いでしょう。

但し、何故か弊社はセーフです。あくまで今回の条件上なのですが、引受停止の全ての条件には該当しない項目を持っていたのです。「料金納付方法」の「料金後納=1ヶ月以上前から」による差出は、制限から免除されるのです。切手貼付郵便物はアウト、スポット差出の料金別納もダメ、セーフは審査を通った料金後納か料金計器別納のみなのです。慎重な本人確認を受けた差出人の郵便は大丈夫というコンセプトなのでしょうが、弊社の場合は、EMSの月間差出の通数割引の権利取りの為に手続きをしていたのです。もしやっていなければ、453グラムを超えるオークション誌も落札物も、アメリカへは航空郵便ルートでは送れないという事態に陥るところでした。将来は変更も有り得るのでしょうが、今回の決定はストレスなくクリア出来ました。もし、当記事をご覧で、アメリカへの航空郵便が送れなくてお困りの方がおられるなら、弊社でEMSでの発送代行をいたします。料金は正規のEMS料金のままで構いません。但し切手での納付は不可能で、郵便局に対しては差出人は弊社が出したことになるのです。必要でしたらお問合せ下さい。