2010年5月15日(土)

『JRコンテナ』
今回のオークション誌は、5月13日(木)の夕方、郵便事業株式会社・大阪支店の集荷で発送しました。本日(土)の時点で、ボツボツ到着の連絡が入っています。木曜の夕方の集荷で深夜に新大阪に入り、各地の中継局に流れます。「ゆうメール」の特割で法的な根拠は『ポスパケット約款』になります。義務的な規定としては、引受日の翌日を起点として、日曜・祝日を除いて3日以内=木曜の場合は翌月曜日、但し、大量差出し、料金割引の特割なので、更に3日の遅延猶予が要求されます。約款の遅延承諾を文字通りに読めば、20日の木曜日が、義務的な配達日になります。ただ、これは相当な余裕を見ての規定であり、株式・受験・税金等の大量郵便物の時期にぶつからない限り、木曜出なら、普通のペースで流れれば土曜日配達が普通です。実際の流れで、中継支店から配達支店に真夜中か早朝に入れば、その日の配達に回ります。配達支店で無意味に留まることは有り得ません。また、通常の中継支店でも留まることは有りません。
私の経験では、超大規模支店の「銀座」が一番の問題で、複合要因で遅れてます。ここが絡む地域の場合、かなりの運次第になってしまうのです。クレームを付けても無意味で、弊社の力ではどうにもなりません。ただ、より深刻なケースが数回前の発送で判明したのです。北海道宛のオークション誌が、例外なく遅れました。正に、1週間経過の、配達義務日の時点で、例外なく、全面的に届いていませんでした。新大阪支店の課長に、かなり際どい聞き方をして、事態が明瞭になりました。何時が起点か分かりませんが、北海道宛の「特割」は、航空機でなく、『JRコンテナ』による貨物輸送になったのです。
大阪支店→新大阪支店→JR大阪駅→札幌駅→札幌中央支店・・の流れです。そしてJRコンテナは2日に1便の運行、到着所要時間1日半・・ということです。大阪発のタイムスケジュールにもよりますが、北海道の配達局に入るまでに、4~5日が当たり前のこととして掛かります。それにプラスしての個別の要因が絡めば、正に運が良くて、配達義務日に着くかどうかの状況です。これが分かれば、北海道には「ゆうメール・特割」は使えません。だから、コスト云々でなく、北海道宛は特割外しの、一般のゆうメール、切手貼付=1キロまでで340円で出しています。このやり方なら、遅延承諾が非該当なので、郵政当局もJRコンテナは使いません。必然的に、デーリーの航空便での新千歳入りになるのです。暴風雨や雪での飛行機が遅れなければ、本州並みに着くはずです。分かっていれば色んな対策も取れるのですが、偶然性に頼る訳には行きません。
でも、今回の最速配達情報にはちょっとびっくり、木曜日のPM5時集荷で、金曜日の午後に着いているケースが有ったのです。以前、不着事故があったために、今回はEMSで出した「上海」宛、トレースを掛けたら配達済みになっていました。当日の便に間に合って、現地でもルート的に上手く流れたのでしょう。今の日本郵政では望むべくも無い現象です。海外との取引は本当にいろんなことが有るのです。ここ数ヶ月の問合せやディールでも、相手国はパナマ・インド・パキスタン・ロシア・トルコ・イスラエル・アメリカ・ドイツ・・それも個別の返事がいるのです。結構な作業量になってます。面白くも有るのですが・・。