japan-stamp Archive

2010年11月17日(水)

『プレス・リリース』

日本郵便ホームページ

「お知らせ
米国等あて航空運送する郵便物の一部の引受停止について」ページ内PDF参照

12月4~5日開催のオークション誌は昨日11月16日に発送しました。従来はゆうメール(旧冊子小包)の大口差出の特割で、遅延承諾3日が付いています。受験や税金、株の配当時の大量郵便と重なった時に遅延する可能性が有るという意味ですが、それ以外にも郵便逓送ルートでもかなりのハンデが課せられていました。はっきりと確認できている点でも、大阪発の場合、東京23区内へは、悪名高き「銀座局」経由が絶対条件です。また北海道へはJRコンテナでの2日に1便での輸送になります。北海道へは普通の流れで、配達には5日はかかります。東京は「銀座局」でのパレットの動きの運次第なので、差出人サイドでは対応策は有りません。北海道へは遅延が確実な手法では送れませんから、割高な料金を承知で定形外の普通便で発送していました。

詳細は省きますが、今回の発送からは郵便事業会社大阪支店支店長と特約を結び、この「特割」の縛りを外せることになったのです。○特のラベルを外せば、郵便事業会社の物流のルールで、大阪発東京23区へは、新大阪支店からダイレクトに新東京支店に入ります。北海道へはJRコンテナでなく、航空機輸送での新千歳です。ゆうメール(信書不可)限定で、値段も何故か旧来より遥かに安く、一般の定形外郵便物扱いで流れるのです。デメリットは後納が条件で、郵便切手が使えないことです。大口のユーザーの料金後納印付の郵便物は、殆どがこの扱いになっているのです。早くて(遅くなく)安いという、不思議な制度に物流のハード面が悲鳴を上げない限りは続くらしいので、大いに利用したいと思います。

別項でUpしました、郵便事業会社のプレス・リリースは11月12日付ですが、本日からアメリカ宛の航空便が1ポンド=16オンス=454グラム以上の物は、かなりの確率で引受停止になりました。印刷物もSALもEMSも同じです。ひとえにテロ対策の手段で、カナダとかヨーロッパ宛にも波及するやも知れません。一般の人が取れる対応策は、重量を制限範囲内に分割して軽くするか、船便で送るか、FedexやDHLを使うしか手段は有りません。影響を受ける人も多いでしょう。

但し、何故か弊社はセーフです。あくまで今回の条件上なのですが、引受停止の全ての条件には該当しない項目を持っていたのです。「料金納付方法」の「料金後納=1ヶ月以上前から」による差出は、制限から免除されるのです。切手貼付郵便物はアウト、スポット差出の料金別納もダメ、セーフは審査を通った料金後納か料金計器別納のみなのです。慎重な本人確認を受けた差出人の郵便は大丈夫というコンセプトなのでしょうが、弊社の場合は、EMSの月間差出の通数割引の権利取りの為に手続きをしていたのです。もしやっていなければ、453グラムを超えるオークション誌も落札物も、アメリカへは航空郵便ルートでは送れないという事態に陥るところでした。将来は変更も有り得るのでしょうが、今回の決定はストレスなくクリア出来ました。もし、当記事をご覧で、アメリカへの航空郵便が送れなくてお困りの方がおられるなら、弊社でEMSでの発送代行をいたします。料金は正規のEMS料金のままで構いません。但し切手での納付は不可能で、郵便局に対しては差出人は弊社が出したことになるのです。必要でしたらお問合せ下さい。

2010年10月27日(水)

『緊急販売終了』
10月14、15、19日に掲載しました、チャリティの紙付は、弊社協力者の尽力により、10月25日までに発送完了いたしました。追加の販売の可能性はございません。

2010年10月21日(木)

『珍品カバーの検証のご協力のお願い』
おそらくは最後になるであろう、日専分冊の戦前版2011-12が発刊された。遠からず手にされるだろうと思う。例年の通り、私は本年も巻末にコラムを書いている。今回は17ページで、興味を持っていただける内容だと自負している。ここで概略を書くのもくどくなるし、これからの内容は当記事を読んで頂いていることを前提としたい。まだ目にされてない方は是非お読みいただきたい 。
17ページで起承転結をつけてはいるのだが、ペンディングの部分を説明したい。記事のポイントは、和桜赤2銭貼 水口検査済のカバーが、悪意で作られた偽物である。切手は本物、宛名文字・消印が後年の作り物である。そしてそれを郵趣的なポイントで分析して、解明し、証明したということである。郵趣マーケットに2タイプの水口検査済の印が存在し、出所から完全に2グループに分かれる。然るに、この局では真正な印は1種しか使用しておらず、いずれかのグループは全て偽である。そして一方のグループの宛名は、その時期には存在し得ない表記である。墨の色や消印の感じも不自然さが有って、この偽のグループの出所は1990年代後半の名古屋のMSA(全日本切手交換会)と、現在進行形のヤフーのtomopu0527のIDでの出品の2箇所なのである。
このカバーの場合、真偽の検証に必要なファクターが揃っており、郵趣的な要因で説得力のある判定結果に導けている。ただこれは条件としては奇跡的であり、これ程の恵まれた情報量を持つカバーというのは希である。
今回の記事で指摘した偽カバーの作り方は3パターンに区別できる。
①基本的には本物のエンタの一部を変造して価値を高めた物。後貼や貼変えなど。
②台の封筒は本物、丁稚便などのスタンプレスを用い、本物の切手を貼り、偽の消印を押した物。
③白い封筒に宛名等も後で書き、本物の切手を貼り、偽の消印を押した物。何れも、かなり出来栄えが良く、簡単には判らない。逆に余りに珍品過ぎ、綺麗過ぎるために作り物ではと疑われる本物も存在すると思われる。
①は疑って見ればかなりの部分は見抜ける。しかし②③の真偽の判断が非常に困った状況である。この状況を放置も出来ないので、ここ数ヶ月、有力な協力者の手助けを受け、郵趣的な要因以外のファクターでの真偽の判定を試みている。放射性元素の半減期での検証は無理、それ以外の物質の成分分析をチャートを読んで、責任者の署名入りの鑑定書付でやれば、一つの要素で15万円位はかかる。筆跡鑑定も絶対的ではない。
鑑定書という表現ではなく、考古学的な検証という、ある意味、試行錯誤からスタートした調査で面白い現象が見つかっている。ポイントを絞っての調査でなく、明らかに偽の手彫のカバー数通の調査、分析を依頼したところ、明治初年のカバーならば、有り得ない要素が発見できている。一つは、本来その時期には使われているはずの物質が見つからず、逆にその時期には有り得ない物質が存在する。この2つの事実が、偽カバー上の、それぞれある種の特定の条件で出て来ているのである。
今までに検証してもらったのは、私の手元に有る数点のカバーである。郵趣界的に検証を要する重要な物は、1990年代の後半のMSAと今のヤフーのtomopu0527の出品物である。心当たりの物を買われた方に呼びかけたい。正規の郵趣界での鑑定でなく、私の持っている偽カバーの検証で、重要な要因が見つかっている、然るべき装置を備えた研究機関で科学的な分析を受けてみませんか。まだ、この検証は極めて私的な調査であり、マテリアルに対しての真偽の確定には直接にはリンクしていない。ただ、標本数が増えて、説得力の有るデータが蓄積できれば、将来的にはその可能性も出て来るのである。
次回の会合は11月初旬の予定、上記に該当するルートで入手された手彫のカバーで、抹消印又は重要な証示印が朱色の物、黒印でインクの油滲みが目立つ物の提供をお願いしたい。鑑定書の有無は、分析には何らの妨げにも、助けにもはならない。分析は完全なる非破壊で行い、結果は依頼者にのみ、メモの形でお教えする。所有者の意思を無視して、如何なる郵趣メディアにも公表しないことをお約束する。逆に、協力者は郵趣界とは全くの無縁の立場の組織であり、その属性の詮索はご容赦願いたい。現状では窓口は私のみということにしておいて頂きたい。
この文のみでは、私の意図するところが語れないし、誤解を呼ぶ恐れもある。是非、日専のコラムを熟読した上でご判断いただきたい。何分にも、先方のご好意による分析であり、ビジネスベースの取り扱いでないことは切にご了承願いたい。ご協力いただける場合は、まずメールでご連絡をお願いする。より詳しく説明しご納得の上でお送り願いたい。分析費用は、現時点ではご心配は不要である。

2010年9月10日(金)

『しばらくお休み』
日専Vol.1 戦前版 2011-12 は、10月25日発売=10月20日より出荷予定とのこと。今年も、例年の如く、巻末の広告スペースで「コラム」を書きました。広告なので、編集委員会のチェックは入らず、本体の記事とは責任の在り処が違います。広告ですが、ページ数は原則自由ですし、テーマも書き放題、文字数の割にはストレスを感じずにすんなりと出来る仕事です。今年のテーマは「珍品カバーを検証する」。20数年の出来事を並べて、直近のライブの「ヤフー」の手彫の珍品カバーの素性を分析しています。初めて図版を入れて、トータルで17ページ、今までの最高のボリュームなので、担当者に迷惑が掛かってなければいいのですが。私は普段は書いた文は読み返さないのですが、今回は内容ゆえに、慎重に推敲しています。自分で読んでも疲れないので、是非お買い上げの上、ご覧頂きたいと思います。
郵趣サービス社のディーラー向けのBulletinによれば、「★刊行50周年の節目にあたり、手彫~第1次動植物国宝の切手別専門分類が完成し、分冊刊行はひとつの区切りを迎えました。本年版をもって「日専」分冊刊行をしばらくお休みいたします。この機会に、ぜひお買い求めください。」とのことです。これに関しての、コメントは止めておきましょう。
今回の私のコラムで、ちょっとした追加の情報が必要なポイントが二つ有ります。一つは、テーマを絞って書き出したら、止まらなくなって端折ってしまったことが一件、SPECIMEN他の、UPUの横文字みほんのこと、これば遠からずここで書きたいと思います。随分前に資料を貰っていて、載せるだけのタイミングでしたが、やれていませんでした。丁度、直近に新しい文献に記事が出ていますし、オークションでも関連の出品があったので、今まさに時満ちたのです。戸籍をきっちり付けられます。
もう一件は、今回の記事のテーマの結論です。オークションでの偽カバーの実存を証拠を示して書きました。同時に、疑わしくても、私が本物と思っている根拠も載せてます。オークショニアの立場として、やるべきは、流通の場からの偽物の排除と、ビッダーの不信感の除去なので鑑定の役割が重いのです。それへの新たな一つの結論として、然るべき鑑定機関に提示して、その結果が「意見なし」なら、弊社の場合は、返品を受け付けると書いたのです。ただ、これにはかなりの注釈がいり、スパッと割り切って、現状のルール=「意見なし」は返品不可=買わねばならない、と全てで正反対でやりますよという結論には出来ないのです。
利害の伴うルールの変更なので、実務上は然るべく告知をした後にやりますが、真偽に関してのポイントで、鑑定のリクエストがあり、その結果として、現状では確定できないという意味での「意見なし」は、無理やり買って貰う必要はないという考えです。ビッダーの疑心と不安感、鑑定に携わる方のプレッシャーを減らしたいのです。オークションの出品物全てに対して、神の真正の鑑定書が付くものでなければ、流通させないという主張では有りません。単片の未発表の不統一印とか、カラーマークの主観による、シェードの表現とか、神でない鑑定者が、絶対の答えを持っていないテーマの場合は基準が異なります。それに対して、全てで鑑定という責任回避の答えを求める方が無茶なのです。それがわかってない人も多いのですが・・。ここらも含めて、今回の記事は相当詳しく掘り下げましたから、是非ご一読願いたいのです。因みに、弊社の「意見なし」での、返品の可否の基準は、オークショニアの判断による、とせざるを得ないと思っています。マニュフェストに書いてあるから、教条的にその通りにやらねばならないでなく、実行することが社会正義に即するから、個々のケースで判断して運営をすることになるでしょう。ここらは、まだ時間も有るし、色々動きも有るでしょうから、まずは提言することから始めたいと思っています。

2010年8月11日(水)

行徳国宏氏著の最新作

  (262KB)

『戦後の郵政資料 第6巻』

“戦後の郵便エンタイヤと消印”
総ページ189頁

2500円+送料300円=2800円

2010年8月18日(水)発売開始

ジャパン・スタンプ 商会 会員様は代金後払いにて、ご注文下さい。
店頭及びバザールにても販売いたします。

2010年6月9日(水)

『スタンプショウ広島 残品即売』

6月3日(木)にUPしておりますリストの残品を先着順で販売いたします。送料サービス
メールにて在庫確認の上、お申込下さい。

2010年6月3日(木)

『引き続いてのスタンプショウ広島』その2

 ①(2.2MB) ②2.3(MB) ③(2.1MB) ④(2.1MB)⑤(2.0MB)⑥(1.1MB)

ロットNo.
記事
金額
1
竜1銭田型
20万
2
20銭KG徳島
売れました
3
N1B1/K敦賀
売れました
4
藤澤不統一
売れました
5
ダブルリング
1.5万
6
レ 7枚プロペラ
売れました
7
小型ゴルフボール
1.5万
8
宮原検査済
売れました
9
ソ NAGASAKI
1.2万
10
房 NAGASAKI
売れました
11
和紙黄2銭 KG宇嶋
4万
12
中間 岩代福嶋
2万
13
15銭ロ SHIP
2万
14
ソ 白抜イウ16
2万
15
粗い目打 SHIP
1万
16
イチ4号
売れました
17
藁12田型
売れました
18
イカ27号
1.5万
19
イカ16号 未確認局
売れました
20
B62
1万
21
6銭 未納
1.5万
22
4枚プロペラ
売れました
23
札幌ボタ
3万
24
50銭 不足
1.3万
25
中型REGISTERED
売れました
26
東京一ノ関間
1万
27
3銭 MEIJI ヨコハマ
売れました
28
8角仏船内印
売れました
29
SEOUL
1.2万
30
東京神戸間
1.2万
31
東京大蔵省
売れました
32
20㎜ HAKODATE
売れました
33
25銭両耳付
4万
34
1.5銭 西陣
1.5万
35
1.5銭切手帳 極美
売れました
36
MOJI
2.5万
37
樺太鵜城
売れました
38
支字4銭 CHEFOO
売れました
39
船場
売れました
40
海馬島
売れました
41
ノダサン
1.2万
42
大泊本町出張所
売れました
43
コルサコフ
1.5万
44
25銭 未納
3.5万
45
YOKOHAMA
売れました
46
菊5円 NH
15万
47
7B コーナー
1.2万
48
WOOCHANG
売れました
49
TAIYA
売れました
50
15銭田型
4万
51
清国天津
1万
52
変則目打ち
売れました
53
船場
売れました
54
10円 LH 少ヤケ
5万
55
豊原
売れました
56
極初期使用
売れました
57
静岡
売れました
58
余計な目打
売れました
59
支大白2銭
1.2万
60
ニイガタ十日町
3万
61
朝鮮戦後使用
2万
62
千島内保
2万
63
極厚紙
売れました
64
裏写り
2万
65
E→6
売れました
66
富山福野
1万
67
青櫛KOBE
売れました
68
廣島西 2段書き
1.2万
69
ナラ西大寺
1.5万
70
銘付 NH
12万
71
イワテ花巻温泉
1万
72
カガワ豊濱
1.5万
73
右書 機械
売れました
74
機械TOKYO
2.5万
75
YAMAGATADORI
売れました
76
機械 本郷
売れました
77
D欄 大阪
売れました
78
シガ瀬田
1.5万
79
9.5銭 田型
売れました
80
神戸―マルセイユ
2万
81
16.5銭 6B
2万
82
18銭銘付き3連
1.5万
83
和文機械
1万
84
100円加刷
20万
85
久米島 使用済
売れました
86
SHANGHAI-MARU
4.5万
87
キ半銭シート
40万
88
UPU特印
2万
89
白抜き サカイ
20万
90
半銭ハ加貼り
2万
91
馬関改済
3.5万
92
10銭ハ貼仏宛
12万
93
白抜 タ 絵入封筒
2万
94
片銘含む7枚貼
売れました
95
無声印+KB1箱館
売れました
96
片銘付き貼
売れました
97
4銭封皮 書留
売れました
98
旧小判3種貼
売れました
99
4銭ペア貼
売れました
100
NAGASAKI
5.5万
101
京都ボタ 独宛
売れました
102
旧小判4種貼 布告
売れました
103
20㍉TOKIO
売れました
104
OS/T 12.5CTMS T
売れました
105
N3B3長浜
売れました
106
藁11L 片銘付
売れました
107
KB2→丸一 サドル
売れました
108
朝鮮仁川
売れました
109
U小2銭+大白
売れました
110
小判封皮に加貼
2万
111
ブリンヂッシ書留
売れました
112
新小判20銭小包
2万
113
無加刷菊5厘
売れました
114
西軍第壱
7.5万
115
西軍第弐
7.5万
116
西軍第参
7.5万
117
10年特印
8万
118
関釜間船内第一
売れました
119
関釜間船内第二
3万
120
ローラー大阪
6万
121
SANDERS
1万
122
電報受取書
3万
123
UPU3種 穿孔
売れました
124
CHEEFOO
売れました
125
CHANGSHA
3.5万
126
大白1銭10枚貼
売れました
127
大白貼書留
売れました
128
大白貼葉書の書留
売れました
129
C欄樺太
1.2万
130
独切手貼 独船内印
4万
131
ANTUNG 安東県
2.5万
132
4倍重量 穿孔
2.5万
133
旧毛11種貼
3.5万
134
紫内金剛
1.5万
135
カール・ルイス
2万
136
NAGOYA 航空書留
売れました
137
1.4円貼 航空
2.5万
138
新毛軍事貼
4万
139
大連中央1 分室
売れました
140
OTARU
売れました
141
訴訟書類
売れました
142
乃木2銭貼 九龍
売れました
143
GECENSUREERD
売れました
144
14銭他貼 標語消
3万
145
DE欄文字入
売れました
146
灰勅貼 検閲済
売れました
147
17銭貼満州宛書留
2.5万
148
3昭5銭貼農産種子
売れました
149
暫定10円
10万
150
暫定2種貼
12万
151
2昭3銭 収入印紙
8.5万
152
台湾数字 LDC
2.5万
153
1.2円封緘 書留
売れました
154
螺鈿10円縦 14枚貼
2.5万
155
12年用年賀機械
1.5万
156
種子便 機械消
売れました
157
ワカヤマ 大島
2万
158
アキタ十文字
売れました
159
旧藤 機械東京中央
売れました
160
旧藤 風景富士山頂
売れました
161
アキタ本荘駅前
売れました
162
試行ローラー富山
1万
163
速達 欧+和文ローラー
売れました
164
第4地帯航空印刷物41円
売れました
165
日韓通信合同 丸二
1.8万
166
飛行試行3銭 東京
売れました
167
ポナペ軍用
1万
168
皇太子帰朝FDC
5万
169
大正銀婚 FDC
売れました
170
欧文15回赤十字会議
売れました
171
欧機械TOKYO
売れました
172
欧機械 TOKYO
3.5万
173
KAMAKURA-MARU
売れました
174
国立新高20銭
売れました
175
紅枠半銭ハ 極美
30万
176
紅枠1銭ロ 東京ボタ
売れました
177
脇無半銭タ 半銭加貼
3万
178
大阪ボタ
2.5万
179
下げ紙付
売れました
180
高崎白抜十字
1.5万
181
高松ボタ
売れました
182
尾道ボタ
5万
183
丸亀ボタ
売れました
184
周防廣瀬 紛来
売れました
185
多度津ボタ
売れました
186
佐賀ボタ
売れました
187
奈良ボタ
売れました
188
仙台ボタ 英文宛名
1万
189
両面密着両面使用済
4万
190
シナノ浅間44
売れました
191
変型本郷 5通
売れました
192
封皮1.2円 青色櫛
売れました
193
YOKOHAMA櫛団子
売れました
194
逓信省検閲第二
5万
195
1次普通1YEN 船内印
3万
196
YO SHIP 書信館印
売れました
197
軍事 TONGKU
2万
198
KEIGEN
売れました
199
東京府約束郵便
3万
200
電報受取証
売れました

2010年6月2日(水)

『スタンプショウ=ヒロシマ ’10 ドラフト ルール説明』

 (1854KB)

今年も6月5日(土)に、広島県立産業会館西館に弊社がブースを出展、会場にて別項の通り、日本関連の郵趣品、200点を「ドラフトシステム」にて販売いたします。

販売は、直接会場にご来場の方に限ります。当日の10時10分頃からエントリーを受付、お渡しする用紙にてご希望品を「指名」していただきます。

まず、エントリーの際に、抽選機で「記号の玉」を引いていただきます。「あ~ん」がガラガラに入っています。同時にエントリーのお申込用紙を、一つの記号に対し1~10の番号入り(ご希望によりそれ以上も可)をお渡しします。展示しております200点の商品の内、ご希望の物を、優先順位の高い物から若い番号にご記入下さい。投票締め切りは12時45分になります。

投票を開き、各ロットごとに集計します。投票がお一人の場合は、無競争でその方にお買い求めいただけます。投票の順位(番号)は無関係です。もし、特定のロットに複数の投票が入った場合は、①投票用紙の番号が若い方を優先します。1>2>3・・・>10になります。②同じ順位で複数の札が重複した場合は、若い記号が優先です。あ>い>ん・・・・>A・・・>Zになります。

優先順位は番号が優先されますので、記号に拘らず1位での投票は強力です。「あ」を引いた方の1位は100%のパワーですが、「あ」の2位よりも、「ん」の1位の方が強いのです。抽選に左右される記号の順の強弱よりも、会場に来られた方が等しく得られる、投票権の順番の行使の選択が重要です。

ご自分が引いた記号と、参加者の顔ぶれを賢明に読んで、効率よく投票して下さい。今回の提供品の状態は概ね良好ですが、10時~12時45分まで下見可能です。「先着順でない、知力を行使できる即売」ですから、お越しいただければ、かなりの確率でご希望品がお求めいただけるはずです。

ジャパン・スタンプ商会会員様は、現品先渡し、口座通し、後日送金にて結構です。

200点の画像、簡単な説明は、6月2・3・4日の当ブログでご覧いただけます。

2010年5月19日(水)

『iPad』
数日前の新聞に、アメリカからEMSで送らせた、iPadが、受取人には封筒と外装だけで到着し、機械本体が抜かれていたというニュースが出ていました。EMSでは日本の場合、保険を掛けない場合でも、一般的には2万円は補償されます。ただ、郵便物自体は届いての、中身抜き取りなので、後のトラブルを避けるために、受け取った時点で開封せずに局員に提示するのが肝要です。局への持参は無用で、電話一本で課長代理さんか、総務主任さんが即座に来てくれるはずです。アメリカからのEMSの事故は、弊社でも水濡れの被害を受けたことがあり、航空機での水蒸気のせいということで、2万円の補償を受けました。高い保険を掛けていたり、より高額の補償となると、原則現品も戻されないし、中々大変な手続きになりますが、最低額の場合は普通はスムーズに通ります。
逆のケースも有るのです。ロシアから売り込みのメールが来て、値段を交渉して合意、先方からのオファーなので、当然商品は先に来ます。値段は異存は無い、ただ、どのように送金するかが問題なのです。この場合は、原則先方の希望通りにやりますが、この時はUS$のキャッシュがリクエストでした。当然航空書留で送ったのですが、封筒は届いたけれど、現金が入っていない、のクレームです。封筒が届けば、相手がロシアなら、事故調査も無理でしょう。イギリスですら書留亡失で調査請求をして最終の返事が来ず、最低額の補償になったことも有りました。ロシアのケースは、兎も角、その封筒を返送させましたが、変に開けた跡は全く無い、受取人が嘘を付いてなければ、正にキャッシュだけが見事に抜かれてしまったのです。結局この時は、2度払いで、再送金を銀行を通してしたのですが、銀行もT/Tの受け付けはしてくれるのですが、送金人による、リスクの同意、事故が起きても責任を取れない旨の通告を受けました。金額が大きければ、L/Cなり、商社を通すなりの手段も有るのですが、切手の商売ではそれは実際的では有りません。この時に買ったのは、支那字を中心の菊の消印のロット、CHEFOOのローラーとかの使える物も有りました。今度の広島の催事に出しますが、果たして2度払いの元がとれるのでしょうか。結構、面白いものを持っている相手なのですが、確実な送金手段が無く、一方的にこちらがリスクを負っては商売が続けられないのです。
海外相手となると、日本国内での取引では起こりえないトラブルが多発します。パナマにオークション誌を送ったのですが、航空便では1ヶ月で届きません。EMSは取り扱いが無く、FEDEXは3日で届くのですが、1万円以上のコストが掛かります。WEBでの情報のやり取りで、ビッドを受けるまでは出来るのですが、落札した場合の送品の手段がないのです。パナマ相手には、FEDEXはドキュメントしか受けません。郵便局も運が良ければ、その内着くでしょうのレベル。保険を掛けても、的確に補償されるとは限りません。実際問題、アマチュアの小規模ビジネスは無理なのです。 もう随分前のことになるのですが、郵政弘済会が東京海上火災とタイアップして、記録扱いの外郵に対して、通関の際の金額とは無関係で、差出人の申し出た金額に対して、1万円当たり60円の料率で保険を受けていたことが有ったのです。事故が起きたことが書類で確認できれば補償の対象になりました。亡失でなく、抜き取りとか、破損の場合は難しいのですが、郵便事故のリスクヘッジを引き受けてくれるという事実で一定の安心感が有りました。ただ、EMSの登場=1万円に対して@20円という保険料率が普及すれば勝負にならず、何時しかこのサービスは消えました。
弊社の場合は、イスラエルへ結構高額な送品があるのです。でも、彼の地の場合、切手の輸入には30%の関税が掛かります。税関への告知書に書けば、これがまともに取られます。受取人が同意すれば、幾ら税金を払うかは、こちらとしては関しないのですが、相手は当然高額の税金を嫌います。但し送品者としてはリスクを除去する必要が有るのです。数年前までは、EMSのデコ=declareを最小にして、それとは無関係の保険を掛けるという便法・・・、例えば鑑定依頼を受けた物が偽物だった・・・、実際の価値はゼロ、但し返品の義務を先方の申し出の金額で掛ける・・・みたいな理屈を口頭で言えば、然るべき部署に確認を取って、郵便局は受けてくれたのです。保険の書類は、郵便局に留まり、それを外した書類を基に税関で通関がされるので、申告額と保険の申し出額が一致しなくても、少なくとも引受の時点では通用したのです。郵政弘済会の保険が正にその精神でしたから。
でも、通関に関する手続きが厳格化され、20万円以上の輸出入には書類が要るようになってからは、この理屈は通りません。随分、大阪国際支店とかとやり取りをしましたが、通関の事務取り扱い規定をどう読んでも、便法が見つからないのが実情です。個々に、損保会社と交渉して、差し出した郵便物が亡失、破損の場合は、慰謝料を貰うというみたいな視点での保険を探すしかないのです。海外のディーラー向けには、ロイズを使った、その手の保険はあるのですが、日本の場合は聞いていません。結局、イスラエルの場合は、EMSの補償限度2万円で送るしかないのです。結構スリルが有りますが。
別件でも、思わぬ困難に見舞われます。パキスタンから、20年間続くストーカー攻撃、日本のビッグなコレクションがある。ホテルを用意するから、カラチに来てくれ・・・。何度、コピーを送れ、と言っても、2~3点の現行外信のSCANしか来ないのです。先方の一覧表の番号が正しければ、数千万のボリュームだし、相手はそれなりのステータスの郵趣家らしいのですが、どうにも相性が合いません。達者な人を推薦しても話は進まず、何度もこちらに同じ内容のオファーが来るのです。
トルコから突然書留が来ました。トルコリラ=TRYで1600、邦貨で10万円ぐらいの現金とWant Listが入っていて、普通の使用済みの1種1枚の大量の注文です。今年が、「トルコに於ける日本年」だとかで、その際に日本切手のコレクションを作る為に必要な物を買いたいということです。SAKURAの番号で来て、掛け率50%なら喜んで売ることが可能です。ただ、問題が有って、TRYのお札をどうやって日本円に換えるかです。しかも、1000と500。かつてやった取引で、かなりの金額のスイスフランを1000Fr.札で貰ったことが有りました。東京銀行とシティーバンクに持ち込みましたが、ケンモホロロ、S.Fr100でも、両替は困難、1000では相手にされません。昨今は、金券屋でも外貨が合法的に扱えるようになり、少しはましでしょうが、TRYでしかも1000は現金化できる可能性は薄いでしょう。取り敢えずは、返送して、US$か£かユーロのお札か、銀行送金して欲しいのリクエストを出しました。果たしてどうなるのでしょうか。
こちらの尺度に有った作業なら、損得のベースを除いても、幾ら手間が掛かってもやりますが、社会的に見て先方の期待と、日本における現実がマッチしていないケースを滞りなく処理するのは大変なエネルギーが要るのです。返事は全て英語が必須ですし、時間が有り余っている状況では有りませんから。海外の、恐らくはかなりのレベルのコレクター=切手展に出品するマテリアルが欲しいという人がオークションのメンバーに入って来て、驚きの高いビッドをすることも有りますが、全ての記事を英語で訳せ、状態を詳しく説明せよ、みたいな要求も有るのです。このケースは、無条件で断ります。弊社のオークションは、自己責任だし、日本語の説明が滞りなく理解でき、規定を遵守することが参加の条件なのですから。これは、日本国内からのビッドでも同様、自分は高額品を買う上客だから、特段の配慮をせよ・・というのは全く通用しない話なのです。この種の要求は、ストレートに除名への道に通じているのです。無論警告はするのですが。

2010年5月15日(土)

『JRコンテナ』
今回のオークション誌は、5月13日(木)の夕方、郵便事業株式会社・大阪支店の集荷で発送しました。本日(土)の時点で、ボツボツ到着の連絡が入っています。木曜の夕方の集荷で深夜に新大阪に入り、各地の中継局に流れます。「ゆうメール」の特割で法的な根拠は『ポスパケット約款』になります。義務的な規定としては、引受日の翌日を起点として、日曜・祝日を除いて3日以内=木曜の場合は翌月曜日、但し、大量差出し、料金割引の特割なので、更に3日の遅延猶予が要求されます。約款の遅延承諾を文字通りに読めば、20日の木曜日が、義務的な配達日になります。ただ、これは相当な余裕を見ての規定であり、株式・受験・税金等の大量郵便物の時期にぶつからない限り、木曜出なら、普通のペースで流れれば土曜日配達が普通です。実際の流れで、中継支店から配達支店に真夜中か早朝に入れば、その日の配達に回ります。配達支店で無意味に留まることは有り得ません。また、通常の中継支店でも留まることは有りません。
私の経験では、超大規模支店の「銀座」が一番の問題で、複合要因で遅れてます。ここが絡む地域の場合、かなりの運次第になってしまうのです。クレームを付けても無意味で、弊社の力ではどうにもなりません。ただ、より深刻なケースが数回前の発送で判明したのです。北海道宛のオークション誌が、例外なく遅れました。正に、1週間経過の、配達義務日の時点で、例外なく、全面的に届いていませんでした。新大阪支店の課長に、かなり際どい聞き方をして、事態が明瞭になりました。何時が起点か分かりませんが、北海道宛の「特割」は、航空機でなく、『JRコンテナ』による貨物輸送になったのです。
大阪支店→新大阪支店→JR大阪駅→札幌駅→札幌中央支店・・の流れです。そしてJRコンテナは2日に1便の運行、到着所要時間1日半・・ということです。大阪発のタイムスケジュールにもよりますが、北海道の配達局に入るまでに、4~5日が当たり前のこととして掛かります。それにプラスしての個別の要因が絡めば、正に運が良くて、配達義務日に着くかどうかの状況です。これが分かれば、北海道には「ゆうメール・特割」は使えません。だから、コスト云々でなく、北海道宛は特割外しの、一般のゆうメール、切手貼付=1キロまでで340円で出しています。このやり方なら、遅延承諾が非該当なので、郵政当局もJRコンテナは使いません。必然的に、デーリーの航空便での新千歳入りになるのです。暴風雨や雪での飛行機が遅れなければ、本州並みに着くはずです。分かっていれば色んな対策も取れるのですが、偶然性に頼る訳には行きません。
でも、今回の最速配達情報にはちょっとびっくり、木曜日のPM5時集荷で、金曜日の午後に着いているケースが有ったのです。以前、不着事故があったために、今回はEMSで出した「上海」宛、トレースを掛けたら配達済みになっていました。当日の便に間に合って、現地でもルート的に上手く流れたのでしょう。今の日本郵政では望むべくも無い現象です。海外との取引は本当にいろんなことが有るのです。ここ数ヶ月の問合せやディールでも、相手国はパナマ・インド・パキスタン・ロシア・トルコ・イスラエル・アメリカ・ドイツ・・それも個別の返事がいるのです。結構な作業量になってます。面白くも有るのですが・・。