JAPEXセールはこれからが本番です。メールビッドの入り具合は、ほぼいつもと同じかなと思います。Japex分の編集を終えて、ジャスト4週間で12月セールの入稿なので、本来はパニックなのですが、今回は出品受付を停止したので、予定通りに出来ました。この分のオークション誌の発送は11月7日(金)です。タイムテーブルとすれば、下見の準備は月内に終わるのですが、かぶってしまうのは厭らしいので、WebへのUpもJapexから帰ってからにします。事務所での下見開始は11月8日(土)からです。フロアが2005ロット、メールが1433ロットなので、短期間での編集でよくぞ仕上がったと思います。平常のご出品物受付でやっていたらとても間に合わないのです。今後の弊社のオークション運営で有益な参考になるでしょう。
フロア分のご出品者数は20名なので、何時もの4分の1以下、ほぼ常連さんなので気心が知れていてやり易いのです。計算外の方がお一人、突然のご来訪の方がいたのです。大分前に海外へ移住されていて残務整理に帰国された方なのですが、全くの想像外でした。当時はテーマを絞って随分と頑張ってくれていたのですが、今のマーケットの状況では値段に関しては厳しいかも知れません。オークションでの1点買いなので物は綺麗ですし、売れる値段に設定したつもりです。2日で400点書きました。お急ぎでは無いのですが、こちらがロット数を稼ぎたかったのです。コレクション的な物ならば筆が進むのです。良い物は競ってくれると思います。オークション誌の編集と言っても、並べてしまえば9割は終わったのと同じなのです。記載で無くロッティングに集中力を要するのです。記事を書くときはカタログを見ませんから。
目玉と言うと語弊が有るのですが、フロアの最後のパートの40点がお楽しみです。2時間で書き上げました。写真一切なしのロットです。何年か前の弊社のバザールの帰りに、お友達と気分よく飲み過ぎて。バタン・キューで翌日起きて来られなかったという、お幸せな方のコレクションの残骸です。地元で世話をしてくれる方が二人いて、随分と頑張ってテーマ毎に整理してくれて、段ボール数十箱で持ち込んでくれました。既に数年かけて、良い物から、高い物から売って行って数字的にはOKかなと思います。残りも隅から隅まで処理したいのですが、時間に追われて後廻しになっている物が何箱か有ったのです。今回の作業であらかた底が見えたと思います。下見無しのブラインド・ビッドは勧めませんが、セールまでには1ヵ月有るし、東京へも全品持って行きますので是非覗いてみて下さい。私は殆ど見ていないというか、何が有っても見なかったことにしてますから。
用語遣いに強烈な自負心をお持ちの方でした。コレクションのリーフにも、見慣れない漢字が一杯有りました。オークションの出品の場合は無視すれば全く問題は無いのですが、『関西郵趣』への毎月の投稿には、編集者さんはさぞやご苦労されたと思います。何せ、「てふてふ」「でせう」が一杯並ぶのですから。そのまま載せると当然ながら超クレームなので、筆者に怒られないように活字化せねばなりません。この人の文体を誰でも読めるように解読できたのはお一人だけだったかと思います。お勤めは毎日新聞だと聞き及んでいます。さもありなん。随分と昔のお話です。関西の私と同年代以上の人ならば、皆さまご存じだと思います。
