大コレクションでの小さい発見

恒例のイベント、スタンプショウ=ヒロシマ2018が無時に終了しました。仕事的には集中して、8月のオークションの編集を進めています。昨今の情況を判断して、真剣に考えて、今回から少しスタイルを変えました。その出来栄えは、お盆休み前発送のオークション誌をご覧いただきたく存じます。

ご案内しております、昭和~の大コレクションも概ねチェックは終わりました。今回を起点にして、3年間15回での売り切りを目途にしてマップを組んで進めます。本体の骨格は次の通りです。密度の濃い、ボストーク標準リーフに整理されたコレクションです。ちょっとしたメモと、かなりの確率で、購入価が鉛筆でメモされております。

  • 1次昭和  15冊
  • 2次昭和  11冊
  • 3次昭和  10冊
  • 1次新昭和 6冊
  • 2次新昭和15冊
  • 産業~現行14冊
  • 1次昭和中心の外地消 15冊
  • 100面シート ファイル9冊

合計で95冊、④⑤の新昭和を合体して、2分割すれば、私が踏んだ金額ベースでは、①~⑦がほぼ同じウエートになるのです。シートだけは少し軽めです。でも、2次昭和40銭糊無・上辺目打洩れや、無透8円なども有るのですが。全体として、エラーがお好きな方なので、無目打以外も、あらゆるものが有りました。全分野に於いてです。

アルバムからはみ出た物も少しあり、そちらから整理を進めています。手始めは、菊15円時代以降の切手帳です。知られているエラーは、裁断ずれによる横目打漏れが2点、後は福耳が1点です。試作品も色々有るのですが、面白いと思ったのが、「背固め無」、白抜90円と100円、郵便番号に有りました。切手帳の背固め無は、万博2次の銀表紙が有名です。こちらは、私も完封を扱ったことが有り、袋の表にシッカリ「背固め無」と印刷されていたのです。製造工程で、意図して作られた物なのです。今回の3点は、恐らくは初見かと思います。背の部分に全く糊の痕跡が無いのです。いじった雰囲気は有りません。万博のそれよりは数年早いのですが、3種類自体の発行は接近した日付です。但し、客観的な証明の仕様はないので、買ってくれる人判断次第になるのです。出品記事には「背固め無」とは書きますが、最低値は単なる未使用と同じです。

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別件ではCTOで面白い物を見つけました。印字コイルが沢山有って、10円の長野東と、低額の270円は、民間実逓エンタをすっ高い値段で買われています。それはそれで今の相場で出品いたします。印字は製造面では、ゼネラル収集的な集め方で、吃驚する物は有りません。バラエティーは一通りだと思います。山ほどあるオーダーキャンセルで、素敵な物を見つけました。藤澤慶応前局で、10.7.27=開局日のCTO、それが富士電機製でなく、オムロンなのですよ。ご本人が前もって別の局で買ったオムロン製を持ち込んだとは思えません。どなたか、事前情報で、この局に富士電機の機械が入る、オムロンと区別が出来るかもと山を掛けて、初日に消印を押したのでしょう。現行消印党・CTOグループ恐るべしです。日付戻しは無いでしょうから、センスで作った珍品です。でもお金には全く結びつかないでしょうが。

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