2013年12月25日(水)

『消費税率改訂に伴うオークション手数料変更のお知らせ』

 既にご存知の通り、2014年4月1日から、消費税率が5%から8%に変わります。日本郵便KKからの通告が既に有り、弊社が相対で契約している、「特約ゆうメール・特約ゆうパック」の値段が、明年4月1日差し出し分から消費税の税率変更分だけ値上げされます。郵便料金は、民営化の段階で、料金法定主義の縛りがなくなっており、日本郵便の判断で自由に決められます。ただ、理由の通らない、便乗値上げは無理で、弊社の場合は、500グラムまでの特約ゆうパック=第1種定形外・遅延承諾なしの物が、現状75円が77円になるのです。非常に割安の設定であり、勿論、何の異存も有りません。更に、2015年10月1日からは10%への変更が見込まれています。このタイミングでも、1種・2種等の一般の郵便料金は兎も角、個別契約の特約は細かく値段設定がされるはずです。明瞭な理由が有る値上げは、社会的にも容認されると思います。ドサクサの便乗値上げは駄目ですが。この度の法改定に伴い、弊社のオークションに於ける手数料を、明年4月以降開催分から次の通りに改めます。

 当然ながら、増税分を受益者に最終的にご負担いただくしかないのですが、かと言って、「諸般の事情により」という謳い文句での、増税分を超える、理屈の通らない便乗値上げはしたくありません。弊社のオークションでの、消費税納税のメカニズムを説明して、税額が増える分のご負担をお願いしたく存じます。

 落札者手数料をハンマープライスの15%→16%に改めます。

 出品者手数料は据え置きます。1点10万円までは10%・1万を超えて50万までの部分には5%、50万円を越える部分は無料=Maxで3万円、但し、最低手数料は500円、不落札手数料は従来どおりです。この料率は、2015年10月に消費税が10%に改訂後も変更いたしません。

 計算方式を簡単に説明いたします。

 弊社のオークションでの消費税は内税で、買い手からの15%・売り手からの約10%に対して、定められた料率で賦課されます。実際の納税は、オークションの売り上げ=ハンマープライスに対して頂いている手数料『15%+10%=25%」の5%が義務ですが、仕入(経費も含む)の内の消費税課税対象の数字に5%を掛けた金額は既に納税済として計算され、その額は控除して納税します。当方が納付する消費税額+仕入れ段階で支払った消費税額の合計が手数料『25%の5%』です。

 「話が複雑になるので、海外取引と非課税売り上げ=会費等は無視します。」

 つまり、直接・間接を合算して、どの段階で支払うにせよ、弊社は合計で、手数料合計25%の5%を消費税として納税しています。ハンマープライスを基準にすれば、その25%(買い手15%・売り手10%)に対して、5/105=1.19%が支払っている消費税です。1.19%を15=買い手VS10=売り手で按分すれば、落札分で0.714%・出品分で0.476%になります。

 5%が8%になれば、8/5を掛けて、1.1424%と0.7616%になります。ハンマープライスベースでは、0.714%の増税です。①

 10%になれば、1.428%と0.952%になります。増加率は1.19%です。②

 ここで、お客さんに幾ら、ご負担を頂くかを考えます。便乗値上げは望みませんが、ほぼ増加額を転嫁させて頂かねばなりません。10%への改訂が、すんなり実現するか否かは微妙ですし、細かな端数は付けられません。増加率が0.714%①の時に1%を上げ、1.19%②の時にも据え置く。プラスして、不落札品の販売手数料を、8%①の際には8%に据え置き、10%②になった時には10%に値上げすることで調製したいと思います。ご理解頂けると存じます。近くない将来、消費税が15%かそれ以上に変更になれば、外税にするなり、根本的な変更が必要かと思います。それは、次世代の賢明な方方にお任せいたしましょう