2005年8月11日(木)

今日国際小包にて分厚いオークション誌が届きました。「天下郵幣社」の天下珍蔵拍売目録、台北のオークションハウスのNo11号です。当然ながら、8月19-24日の「台北2005」でも下見が出来るでしょうが、セールはメールオークションで締め切りは9月20日です。私は香港の業者とはかなり付き合いがありますが、台湾と中国本土のそれに関しては殆ど情報を持ってません。このカタログは旧知の中国人が送るべく手配してくれたもので、日本には、タカハシさんと、カタヤマ先生に同時に贈呈したと書いてました。

流石というか、印刷費の安い、台湾なので、オールカラーの立派なカタログです。内容も玉石混交では有りますが、「台湾がらみ」の現存唯一、コレ何?みたいなものまで出ています。台湾数字(未発行の30銭まで含む)1円までのプルーフ、参考値約700万円、台湾封緘7銭のダブル・トリプル印刷、同未発行10銭、台湾楠公3銭の2面掛け両面印刷、3面掛け、同未発行5銭の4面掛け両面印刷、未発行10円の100面シート3面連刷とか。まともなものは菊外信切手帳(6銭含む)完本が16000円、安いけども強いヤケ、とかも有りました。値段に惚れての転売の為のオークションというよりも、FIAP展を狙い撃ちでのセールなので、台湾数字とその時代のマテリアルとしては、ここにしか無いものも出ています。
漢字だらけのオークション誌で、下見無し、メールのみの条件では、入札するには躊躇しますが、参考文献としては価値あるものだと思います。限定1000部印刷、NT$1600、海外へはUS$60とのことです。

天下郵幣社 台北市100郵政信箱5-232号
e-mail : jack@globalnum.com.tw
http://www.globalnum.com.tw でご覧下さい。
日が昇る勢いの今の台湾のマーケットの事情が判りますので、私もギャラリーとして注目してみたいと思います。