2009年11月25日(水)

『現行切手』
この程、数年越しの交渉の結果、「知る人ぞ知る・現行切手・目打形式」の膨大なボリュームのコレクションの処分の依頼を受けました。アルバム、ファイル、特注のバインダーから切手をはずして、セロケースに移す作業だけでも数日間かけましたが、著に付いたばかりであり、全貌は殆ど確認できておりません。長期に渡り、あらゆる手段を用いての売り立てになりますが、量も半端でなく、内容も空前絶後と言って大げさでは有りません。1次円単位は発行初日からライブで集め、末は国立銘まで入ってます。ただ、分類手法は昔のままで、目打形式をメインにして、糊と紙を組み合わせての収集です。切手の保存にはブロック、単片でもマウントは一切使わず、古いところはグラシン紙を折り曲げて保存、4次R次以降は、4角をヒンジで貼ってます。今の30倍ルーペの知識で言えばちょっとはズレが有るのですが、目視できる糊・紙違いで異種を集めることにより、結果としてのスクリーン線数違いも集まっているのです。
円覚寺30円の普通全型を発見して、当時お付き合いの有った方に額面で分譲され、巡り巡って、私が今までに扱った関西の大御所中心の4~5点は全部この人の物が出所です。極美のシートも残ってました。スクリーンも定量の数値で集めてはいないはずですが、桜10円逆櫛180線、弥勒50円逆櫛200線も有るのです。正一連1はオシドリ、桜は当然あり、南天は非常に微妙です。4段抜けは充実しており、連柵は抜け段違いで集め、横波と正四(逆四も)も良く揃ってます。ここらの目玉は数が限定されており、慎重に値付け致しますから、売りにだすのはまだまだ先になるでしょう。ただ、確実に無かったのが、新藤と松の正二連1、オシドリ3版、八橋の定変です。CMも、熱心な分類手法ではないのですが、出現初期から集められており、350円のコンベ、各額面の暫定、複合などが相当量入ってました。何れ基本パターンで分類して即売でご案内出来るでしょう。
今回の第24回大阪駅前第三ビルバザールでも、大急ぎで値付けした分を特価で提供いたします。初日の土曜日は、「シート」限定です。青風神90円は20万、平等院30円は15万、1円普全は5万、松20円下全6は3万、貝4円CM淡は1万、オシドリ5円、桜10円の平凡品は@2000です。4次R次、慶弔、財務省のシートは、殆どが額面売りになってます。CM付も画像80円、イヌワシ90円、棟飾り150円あたりで額面の1000円増しです。シート故に割安の値段設定になってます。
「銘付10B・CM付10B」は2日目の日曜日に店頭に出します。即売値としてはかなりのお買い得値になってます。量は相当なボリュームで、全てが即売に出すのは始めての初心い商品です。ヒンジ跡有りも含んでますし、ルーペも自由に使っていただいて構いませんが、全部を見切るには相当な時間と根気が必要です。混雑回避の為に、両日ともに開場は10時厳守です。取り置き、予約、業者割引は一切適用いたしません。同じルートでの新入荷の記念切手、PR・ふみの日・緑化のシートの額面売りも大幅に増やしました。こちらも楽しんで頂けるでしょう。