10点の灰勅目打ち有りエンタ

今回のコレクション、全体で段ボール29箱です。それ程のボリュームでは無いのです。文献や雑品が9箱、これは粗方分類できました。文献は、要る物だけが残っていたのです。黒いボストークアルバムが、ぼぼ200冊、丁度半分が超現行のCTOです。リーフにギッシリ貼りなので、額面で幾らになるのでしょうか。業者が作った物や、消印グループ製もかなりあるのですが、ご本人の郵頼品も半端でないぐらい有りました。花貝文化財以降の普通切手は勿論ですが、干支・グリーティング・シール・年賀がやたらと多いのです。特定のテーマへの拘りの強さが見て取れます。本体部分もほぼ100冊、シートファイル含めてですが。ざっと見ても、コレクターの執念というか、狙ったテーマへの拘りが半端では有りません。

昭和切手のシートは、北海道の前原松夫さんから、昭和57年に大きいロットを買われています。明細も残っています。戦後では塔30銭はかなりのレベルです。昭和切手を台にした暫定沖縄は、伊吹コレクションが目立ちました。南方は、プラーベートのオファーで買った、ミロ・デビット・ロウエルのカバーが光っています。全般的に、エンタで目を引いたのが、盲人用点字、有るかな?で探した物は、皆有ったし、目を疑った物も入っています。戦前の外信便・中身付きです。郵便料金表には出ていますが、収集テーマとしては、一般的には無視されています。無いと考えて当たり前だったのです。これは多分、発表をされていないと思います。少なくとも私は知りませんでしたから。未使用の製造面では、能面50円、思わずワンフレの作品を作りたくなりました。エンタでは、靖国27銭と勅額10銭、その一端をお見せしましょう。特に灰勅に関しては、オフカバーの使用済と、未使用での製造面のバラエティーも充実しています。関連資料が見やすい形でくっついているので、分類の助けになるのです。じっくり勉強しながらオークションの出品記事に生かしたいと思います。灰勅のエンタ10点、重品はゼロなのです。

2018051801201805180220180518032018051804201805180520180518062018051807201805180820180518092018051810